- Art - 早川 鉄兵 (切り絵)
(作品名)
伊吹の荒神
(作品解説)
滋賀県米原市の豊かな自然と、そこで暮らす様々な動物に心を惹かれ定住を決意した切り絵作家の早川鉄兵氏。米原市には琵琶湖の水源ともいわれる米原のシンボル的な名山「伊吹山」があります。伊吹山は日本書記にも登場し、そこにはヤマトタケルと白猪のお話しが今も伝わります。今回は早川氏初の切り絵と創作ストーリーが楽しめる絵本「白鳥になった王子」の一場面から「山の神」が「王子」を追い回すシーンをお楽しみいただきます。ある日「山の神」の元へ力試しに出かけることになった王子は行く先々で出会う動物たちの忠告も聞かず山の神と相対しました。王子は山の神にコテンパンにやられて逃げ出すも山の神は王子を追い回します。その顛末はぜひ絵本をご覧ください。本展では早川氏がロンドンのジャパンエキスポで展示した作品なども展示しています。豊かな自然と野生動物の生き生きとした姿をあかりの切り絵作品でお楽しみください。
(プロフィール)
切り絵作家。1982年、石川県金沢市生まれ。小さいころに、母親と一緒に切り紙遊びをしたことをきっかけに切り絵を始める。滋賀県米原市の山間集落に拠点をおき、日々出逢う自然や動物をテーマに制作活動をしている。精密な切り絵作品にとどまらず、大掛かりなインスタレーションやライトアップを手がけるなど、新しい切り絵表現の可能性を模索している。
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